鬼女面殺人事件
内容紹介
新幹線の車中、中原弁護士の隣席の男が「早くしないと妹も…」という奇怪な言葉と、朱いアカベの花を残して悶死した。 その謎の果てには南海の絶島恩根島があった。 そこは徳川幕府によって廃藩、遠流の憂き目にあった喜多川一族が怨念の習俗をいまに伝える地でもあった。 折しも、20年に一度花咲き、そのとき必ず不吉な事件が起こるというアカベが咲き乱れる中で殺人が殺人を呼んでゆく。 奇才が挑む野心的伝奇推理。
収録リスト
- 長編:鬼女面殺人事件(書き下ろし)
刊行リスト
- 1973年03月:毎日新聞社、マイニチ・ミステリー・ブックス
- 1977年09月:日本文華社、文華新書
- 1981年01月:徳間書店、徳間文庫
- 1987年08月:講談社、西村京太郎長編推理選集6
- 1995年06月:飛天出版、飛天文庫
- 1996年07月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 2001年08月:青樹社、青樹社文庫
- 2004年01月:廣済堂出版、廣済堂文庫
- 2011年03月:徳間書店、徳間文庫