十津川警部 愛憎の行方
内容紹介
旅行誌「旅の話」の編集部員・香月修の殴殺体が発見された。
怨恨、物盗りの可能性はなさそうだという。
警視庁の十津川警部らの捜査が進むにつれ、香月が取材を進めていた〈山手線一周の旅〉で撮影した写真がなくなっていることが判明。
犯人にとって不都合なものがその写真に写っていたのではないかと考えられたのだが、事件は予想外の展開を…!?
「山手線五・八キロの証言」他、「午後九時の目撃者」「愛と殺意の中央本線」「L特急踊り子号殺人事件」の傑作四篇を収録!
収録リスト
- 短編:山手線五・八キロの証言(『小説宝石』1987年10月号)
- 短編:午後九時の目撃者(『小説現代』1983年8月号)
- 短編:愛と殺意の中央本線(『小説現代』1989年4月号)
- 短編:L特急踊り子号殺人事件(『小説現代』1983年10月号)
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魔界京都放浪記
内容紹介
「京都は魔界」その一言を残して、男は消えた──
編集長・和田は、六道珍皇寺の井戸に消えた編集者・佐伯を追い京都に来た。
一方、十津川警部はある討論会で、京都もアメリカの原爆投下目標だったと知る。
佐伯の事件を追って京都に来た十津川は、六道珍皇寺と薬師寺をつなぐという謎のトンネルで現世とあの世がつながっている証拠を見つける。
しかし十津川はある疑問を抱く──。
京都を知り尽くした著者が、京都と戦争、京都人の本質をテーマに、幻想的な手法で挑んだ、意欲的エンターテインメント!
収録リスト
- 長編:魔界京都放浪記(『小説宝石』2019年5月号~11月号)
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呉・広島ダブル殺人事件
内容紹介
警視庁捜査一課の市橋刑事は、祖父、勝之介の頼みを受け、呉と広島を写真撮影の為に訪れたが、呉の宿泊先で殺人事件に巻き込まれた。
その後、勝之介が広島市内で殺害されたとの知らせを受け、十津川警部、亀井刑事と共に現地に向かった。
二つの殺人事件の捜査の過程で、戦中戦後の勝之介を巡る出来事から事件は予想外の展開を……!?。
収録リスト
- 長編:呉・広島ダブル殺人事件(『小説推理』2019年8月号~2020年3月号)
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