下り特急「富士」殺人事件
内容紹介
警視庁の刑事だった橋本豊は、愛ゆえに犯した罪のために網走刑務所で一年の刑を務めた。
出所の日、彼は同房だった恩人・宇野晋平の遺品を東京に届けるように頼まれる。
橋本は雑誌記者の青木亜木子と、指定の四谷“小田切正”宅を訪ねるが、本人と名乗る男から、寝台特急「富士」内で会おうと電話が入る。――
午後六時、東京駅発の下り特急「富士」は、愛と謎と恐怖を乗せて南国・宮崎へ……。
二人に忍びよる影の手!
遺品をめぐる暗闘!
そして謎の連続殺人!
十津川警部の救いの手が……!?
絶賛“トラベル・ミステリー”の第一人者が、想を新たに、ベストセラー『北帰行殺人事件』の主人公を再登場させて描く愛とサスペンスの力作第9弾!
収録リスト
- 長編:下り特急「富士」殺人事件(『小説宝石』1983年新年号~6月号)
刊行リスト
- 1983年06月:光文社、カッパ・ノベルス
- 1987年01月:光文社、光文社文庫
- 2000年02月:徳間書店、徳間文庫
- 2011年11月:徳間書店、トクマ・ノベルズ、十津川警部日本縦断長篇ベスト選集13
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