ひかり62号の殺意
内容紹介
「ひかり62号」が名古屋到着寸前、護送中の男が射殺された! 男は、銀座の宝石店「WADA」から二億五千万円もの宝飾品を強奪した二人組のひとり、宮本信介だった。 宮本の死の伝言「ギンコウ――」から、十津川警部は主犯江上利夫の割り出しに成功。 が、江上は直前、フィリッピンへ逃亡……! しかも、マニラで顔を潰され惨殺されていた!? 江上の無実を叫ぶ妹、美矢子と十津川警部はマニラに飛ぶが、そこには…? 主犯はなぜ、「ひかり62号」で共犯者を消したのか? 江上は生きているのでは?―― 二転三転する十津川警部の推理。 国際的スケールで描くトラベル・ミステリーの決定版!
収録リスト
- 長編:ひかり62号の殺意(『小説新潮』1987年4月号)
刊行リスト
- 1987年06月:新潮社
- 1989年02月:光文社、カッパ・ノベルス
- 1990年01月:新潮社、新潮文庫
- 2004年05月:大活字、大活字文庫、全2巻
- 2011年02月:徳間書店、徳間文庫