#137 L特急たざわ殺人事件

1988/01/25

著作リスト 長編小説

L特急たざわ殺人事件

内容紹介

「素敵な女性に出会った。一週間ほど秋田の方を回って帰る。」。 東北の秘境にある後生掛温泉から一通のハガキが届いたきり父親からは何の連絡もない。 気になった警視庁捜査一課の豊田刑事が、やもめ暮らしの父親の家を訪ねると、秋田県警の刑事が居た。 父親が遺書を残して自殺をはかり、しかも資産家の未亡人殺しの嫌疑がかかっているという。 幸い一命はとりとめたが、意識の戻らない父親を東京に残して、豊田刑事は父親のあとを追って、東北へ捜査の旅へでた。 まず盛岡からL特急たざわで後生掛温泉へ。 続いて不老不死温泉、未亡人が殺された男鹿温泉、角館へと豊田の足は伸びる。 確かに父と殺された未亡人の痕跡は残っていた。 捜査の状況を東京の十津川警部に電話を入れると、未亡人の姪が東京のホテルで殺されたという。 続いてL特急たざわの車内で未亡人の妹が首をしめられて殺された。 事件の跡を追う豊田は、自分の背後にちらつく男の影を感じていた。 連続殺人の核心に迫るべく盛岡へ出動した十津川警部の行手には凄腕の弁護士が待ち受けていた!!

収録リスト

  • 長編:L特急たざわ殺人事件(『週刊小説』1987年7月10日号~12月11日号)

刊行リスト

  • 1988年01月:実業之日本社、ジョイ・ノベルス
  • 1990年07月:角川書店、角川文庫
  • 2008年06月:実業之日本社、ジョイ・ノベルス
  • 2011年09月:双葉社、双葉文庫

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