山手線五・八キロの証言
内容紹介
旅行雑誌の編集者・香月修は、帰宅途中、何者かに襲われ、殴殺された。 物盗りでもなく、人に恨まれることもない。 彼は山手線一周の取材に携わっていただけだ。 ところが、香月が車窓から撮影した写真が、死後、奪われてしまった! 香月はいったい何を目撃したのか? ここに動機を求めて、十津川警部は山手線の乗客の中から目撃者捜しを始めたが……。 一方、取材の話を聞いたホステス・北村友美も失踪、多摩川で死体となって発見された。 遺された大粒のルビーの指輪に秘密が!? 旅情と謎とを見事に融合した、“トラベル・ミステリー”の秀作を集めた最新傑作集待望の第六弾!
収録リスト
- 短編:山手線五・八キロの証言(『小説宝石』1987年10月号)
- 短編:裏磐梯殺人ルート(『小説宝石』1987年12月号)
- 短編:鎮魂の表示板が走った(『小説宝石』1987年2月号)
刊行リスト
- 1988年03月:光文社、カッパ・ノベルス
- 1991年02月:光文社、光文社文庫