十和田南へ殺意の旅
内容紹介
時間の壁を破る十津川警部の名推理!! 中村弁護士の許に「姉から多額の金を引き出した上、保険金をかけて殺した画家・古木保男を殺すため十和田へ来た」という手紙が井関ゆきから届く。 事実古木は死体で発見されたが、ゆきが犯行に及ぶ前に殺害されていたことが判明する。 捜査に乗り出した十津川警部は古木の身辺調査を開始し、動機を持つ三人の男女を割り出す。 だが犯人を特定できぬまま第二、第三の殺人が起きてしまう。 事件の本質を探るため十津川は十和田へ飛び、事の動静を窺うが、一方で新たな事実が浮かびあがり、暗闇の中に埋没していた謎が次第に見えはじめてくる――。
収録リスト
- 長編:十和田南へ殺意の旅(『小説city』1988年8月号~1989年1月号・1月増刊号)
刊行リスト
- 1989年01月:廣済堂出版、廣済堂ブルー・ブックス
- 1993年12月:廣済堂出版、廣済堂文庫
- 1996年05月:徳間書店、徳間文庫
- 2009年06月:廣済堂あかつき、廣済堂文庫
- 2011年02月:徳間書店、トクマ・ノベルズ、十津川警部日本縦断長篇ベスト選集03