木曾街道殺意の旅
内容紹介
事件に対する執念深さで、捜査一課の名物刑事といわれた奥田。 その奥田が、退職直後に木曽の宿場町で失踪。 さらに、実在しない奥田の娘から捜索依頼の手紙が届き、奥田の妻も、入院先で不審な焼死をとげる。 事件の概要もつかめぬまま混乱する十津川警部と捜査本部。 元刑事の周辺に、いったい何が起きたのか。 奥田の残した写真を手がかりに、十津川と亀井のコンビは、迷宮のような謎の出口を求めて、山深い木曾路をたどるが……。
収録リスト
- 長編:木曾街道殺意の旅(『別冊婦人公論』1990年夏号~1991年冬号)
刊行リスト
- 1991年05月:中央公論社、C★NOVELS
- 1994年09月:中央公論社、中公文庫
- 1999年02月:角川書店、角川文庫