特急「あさま」が運ぶ殺意
内容紹介
「この子をお願い……」―― 特急「あさま」が小諸駅到着直前、幼児を連れた小田ゆみ子は、隣席の北条早苗刑事に言い遺して毒死! 一カ月前に事故死したゆみ子の恋人・生田敬太郎の実家―― 小諸随一の料亭日暮亭を子供とともに訪れる矢先の惨劇だった。 ところが、日暮亭には婚約者を名乗る尾花幸子が先着、ゆみ子をニセモノだと断言した。 殺されたゆみ子こそホンモノと信じ、事件を追う北条刑事は、敬太郎に第三の恋人がいた事実を知り、愕然とする。 さらに十津川警部にも謎の電話が……。 特急「あさま」、東北新幹線「やまびこ」、SL「C62」―― 十津川警部の推理が冴えるトラベル・ミステリーの粋!
収録リスト
- 短編:特急「あさま」が運ぶ殺意(『小説宝石』1992年7月号)
- 短編:北への列車は殺意を乗せて(『小説宝石』1991年8月号)
- 短編:SLに愛された死体(『小説宝石』1992年5月号)
- 短編:北への危険な旅(『小説宝石』1992年2月号)
刊行リスト
- 年月:、 1992年07月:光文社、カッパ・ノベルス 1995年08月:光文社、光文社文庫