奥能登に吹く殺意の風
内容紹介
能登を旅行中の警視庁北条早苗刑事が、ライフル銃で狙撃された! さらに入院中の早苗の病室に二発の弾丸が……。 警察への恨みか? 早苗が泊まった家の一人娘・田村真理子と間違えられたのか? ところが、その真理子は、片山津温泉の柴山潟で溺死していた。 彼女の遺書を見た母親は、ニセモノだと絶叫!―― 一方、東京都国立市でバス爆破事件が発生、早苗の同僚・清水刑事を含む四人が死亡した。 絞り切れぬ犯人の動機。 いら立つ十津川警部に早苗暗殺を予告する挑戦的電話が……。 息をもつかせぬ展開、みなぎる緊張とサスペンス―― 絶好調、十津川警部シリーズの白眉!
収録リスト
- 長編:奥能登に吹く殺意の風(『小説宝石』1993年12月号~1994年3月号)
刊行リスト
- 1994年04月:光文社、カッパ・ノベルス
- 1997年05月:光文社、光文社文庫
- 2007年06月:講談社、講談社文庫