河津・天城連続殺人事件
内容紹介
伊豆半島の河津七滝で若い女性が転落死。
二か月後、その死者の名前を騙る謎の女が七滝を訪れた日、男性が七滝のひとつ釜滝で射殺された。
被害者は、東京で三か月ごとに起きている、二十代の美女ばかりを狙った全裸連続殺人事件の容疑者の一人であった。
そしてまた、旧天城トンネルに死体が。
伊豆に急行した十津川警部は、女の正体に愕然とする
（河津・天城連続殺人事件）
カメさんこと亀井刑事の息子が車にはねられた。
状況から単なる交通事故ではなかった。
亀井は、妻子が先日連休を利用して旅行した黒部に鍵があると推理し、息子が乗ったというトロッコ列車に自らも乗ってみるが……
（黒部トロッコ列車の死）
書下ろし表題作を含む全四話の傑作推理集
収録リスト
- 短編：河津・天城連続殺人事件（書き下ろし）
- 短編：黒部トロッコ列車の死（『小説中公』1994年10月号）
- 短編：週末の殺意（『婦人公論臨時増刊 推理小説傑作集』1983年12月）
- 短編：一千万円のアリバイ（『別冊婦人公論』1981年秋号）
刊行リスト
- 1999年04月：中央公論新社、C★NOVELS
- 2002年06月：中央公論新社、中公文庫
- 2005年04月：集英社、集英社文庫
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