十津川警部「裏切り」
内容紹介
日本一の繁華街・新宿歌舞伎町の治安を守るために新設された歌舞伎署。
十津川警部の同期で一番の切れ者といわれる小早川が初代署長に抜擢された。
ところが歌舞伎署開設早々、署員の加倉井刑事が泥酔して道路に寝ているところを車に轢き殺されるという不祥事が発生。
さらに加倉井刑事の死亡後、彼が権力を利用して歌舞伎町で脅し・ゆすりをはたらき、裏では暴力団とつながっていたという記事が週刊誌にスクープされてしまった。
加倉井刑事と面識のあった本多課長の指示で、十津川は個人的に聞き込みを開始するが、事実を裏付けることばかりが確認される。
小早川署長は捜査を歌舞伎署に一任するよう忠告するが、十津川はそれを無視し、新宿裏社会を牛耳る組織を突き止めるべく捜査を続行する……。
新宿歌舞伎町を陰で操る黒幕と十津川警部の息詰まる頭脳戦を描いた、長編サスペンス!
収録リスト
- 長編:十津川警部「裏切り」(『関西ウォーカーChou Chou』1999年11号~2000年11号)
刊行リスト
- 2000年07月:角川書店、カドカワ・エンタテインメント
- 2003年10月:角川書店、角川文庫
- 2010年07月:中央公論新社、中公文庫
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