明日香・幻想の殺人
内容紹介
憧れの明日香で死にたいと思うことがある―― 東京でイタリア料理店を経営する資産家・小池恵之介が失踪した。 古希を記念して出版した彼の自伝には、明日香への思いが書かれていた。 一週間後、小池は奈良県明日香村の高松塚古墳の傍で、古代貴人の衣裳を身に着け、絞殺死体となって発見された。 しかも個人資産のうち、三十億円が引き出されていたことが判明。 警視庁捜査一課の十津川警部と亀井刑事は、秘書兼愛人の早川亜矢子に会うが、彼女は小池の失踪について関与を否定する。 だが数日後、彼女も行方不明となり……。
収録リスト
- 長編:明日香・幻想の殺人(『問題小説』2002年10月号~2003年3月号・5月号)
刊行リスト
- 2003年05月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 2005年10月:徳間書店、徳間文庫
- 2012年05月:徳間書店、トクマ・ノベルズ、十津川警部日本縦断長篇ベスト選集18
- 2013年04月:集英社、集英社文庫