高知・龍馬 殺人街道
内容紹介
ネット上に突如現れた<坂本龍馬>。 「日本の洗濯」を宣言した<龍馬>は、防衛庁への賄賂を噂される大会社の社長を東京で射殺。 その後も、京都、フェリーの船中と、あたかも龍馬の足跡を辿るかのように、次々と殺人を繰り返していく。 必死で<龍馬>を追う十津川警部と亀井刑事。 しかし、二人をあざ笑うように、高知・桂浜の龍馬像に、犯行報告が書き込まれる。 そして、同士を募った<龍馬>は、ついに首相を標的に定めた……。 現代に甦った<坂本龍馬>と十津川警部の息詰まる対決!
収録リスト
- 長編:高知・龍馬 殺人街道(『小説新潮』2004年6月号~12月号) ※初出時タイトル『高知・龍馬の遺産』
刊行リスト
- 2005年03月:新潮社
- 2007年02月:新潮社、新潮文庫