京都感情案内
内容紹介
京都で一年間、遊んでこい―― アパレルメーカーの社長である父親から、ポンと1億円を渡された平松宏は、3月のある日、京都へやってきた。 京都の文化・伝統を存分に体験してから、自分の跡を継いでほしい、という親心であった。 平松は祇園甲部の芸妓・小万や弁護士の葛西、骨董の目利き「後楽先生」、経歴不明の実力者・五条実篤らと知り合う。 4月3日、平松は小万から「都をどり」に誘われるが、そこで小万の点てたお茶を飲んだ観光客の一人が死亡してしまう。 被害者は、平松の父親の会社と取引のある販売店主であった……。
収録リスト
- 長編:京都感情案内(『京都新聞』2004年2月14日~10月11日)
刊行リスト
- 2005年06月:中央公論新社、C★NOVELS、上下巻
- 2007年12月:中央公論新社、中公文庫、上下巻
- 2012年11月:双葉社、双葉文庫、上下巻 【改題】『十津川警部 京都感情案内』