十津川警部 湯けむりの殺意
内容紹介
警視庁捜査一課の本多課長宛に<四国の道後温泉を愛する者>という差出人からの手紙が届いた。
三田村刑事が、道後温泉の老舗ホテルの娘・木下めぐみを殺したというのだ。
手紙によれば、めぐみは三田村に金をせびられたり、暴力をふるわれ、実家に帰ってきた直後に殺されたという。
愛媛県警に確認すると、確かにめぐみは殺されており、折悪しく三田村も、叔父の葬儀で道後に行っていた。
心当たりはないという三田村だが、彼に不利な証拠が次々と発見され……。
「道後温泉で死んだ女」他、温泉地を舞台にした四篇を収録。
収録リスト
- 短編:道後温泉で死んだ女(『オール讀物』2000年1月号)
- 短編:黒部トロッコ列車の死(『小説中公』1994年10月号)
- 短編:城崎にて、死(『週刊小説』1993年6月11日号・6月25日号)
- 短編:恐怖の清流 昇仙峡(『オール讀物』1994年6月号)
- 短編:下呂温泉で死んだ女(『問題小説』1984年6月号)
刊行リスト
- 2006年07月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 2008年04月:徳間書店、徳間文庫
- 2016年07月:双葉社、双葉文庫
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