奇祭の果て 鍋かむり祭の殺人
内容紹介
人気女優の吉川香里が六本木のホテルの一室で殺された。 死体の顔の部分には鉄製の鍋がかぶせられていた。 それに次いでクラブのママ・石黒和子が殺され、彼女の顔には今度は紙製の釜がかぶせられていた。 さらには結婚式を翌日に控えた浅野由香里が深夜、多摩川べりで殺され、現場には奇妙な和歌が書かれた紙が残されていた。 ここに至って十津川は、米原市の筑摩神社で行われる「鍋冠祭り」がこの事件と何らかの関連があると、現地に赴く。 やがて見えてきた犯人の恐るべき殺人の動機とは!?
収録リスト
- 長編:奇祭の果て 鍋かむり祭の殺人(『オール讀物』2007年5月号~11月号)
刊行リスト
- 2008年03月:文藝春秋
- 2010年12月:文藝春秋、文春文庫