十津川警部 わが愛する犬吠の海
内容紹介
東京Tホテルで殺された男が残した血文字「こいけてつみち」は、被害者の名前だった。 死に際になぜ自分の名を? 十津川は、「小池鉄道」という駅が銚子にあると知り、現地へ急行。 銚子電鉄が駅名愛称命名権を販売、終点外川駅の権利を小池が買っていたことを掴む。 さらに彼は駅前に事務所を開く一方で、住まいのある京都では広告会社の経営を続けていた。 小池はなぜ駅の命名権を買い、銚子と京都の二重生活を送っていたのか? やがて一六年前に犬吠埼で起こった悲劇が浮上した時、十津川が哀切の真相に迫る!
収録リスト
- 長編:十津川警部 わが愛する犬吠の海(『小説NON』2016年2月号~8月号)
刊行リスト
- 2016年09月:祥伝社、ノン・ノベル