#591 十津川警部 高山本線の秘密

2017/04/19

著作リスト 長編小説

十津川警部 高山本線の秘密

内容紹介

女性カメラマン夏川えりは、故郷である飛騨高山へ向かった。 高山から足をのばし、世界遺産の白川郷、さらにその奥の無人の村・R村へたどり着いた。 太平洋戦争末期、従軍看護婦として満州に渡っていた、えりの祖母夏川勝子が一時帰国し、R村で行方知らずになっていた。 今、改めてこの村のことを調べてみようと思って訪れたのだ。 ところが、えりもR村で姿を消してしまった……。 一転、東京三鷹で独居老人浅野真治が殺された。 現場へ駆けつけた十津川は、驚くべき証言を得た。 溯ること七十数年前、浅野の父親である浅野真太郎が唱え、敗色濃い日本軍がとったとされる「永久戦争」のことを知ることとなる。 歴史の闇に葬り去られようとしていた悪魔の戦術が、現実によみがえろうとしていたのだ。 そして、その要の地が、夏川勝子やその孫の夏川えりがたどったR村だったのだ。 十津川警部は、二つの事件の背後にうごめく「戦争の亡霊」の行方を追い始めた。

収録リスト

  • 長編:十津川警部 高山本線の秘密(『本の窓』2015年11月号~2016年12月号)

刊行リスト

  • 2017年04月:小学館

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