平戸から来た男
内容紹介
七十三歳の川野三太楼という男が東京都内の小さな教会で倒れているところを発見された。 病院に運ばれたが、薬物による中毒ですでに死亡していた。 川野は一年前に長崎県の平戸を出たきり消息を絶っていたという。 なぜ東京の教会で発見されたのか? 足取りを追うと、川野は渡口晋太郎という人物を探して各地の教会を訪ねていたことが判明した。 十津川は、二人の出身地、平戸に飛び捜査を進める。 そんなさなか、平戸の世界遺産登録が話題となり地元は沸くが……。 長篇旅情ミステリー。
収録リスト
- 長編:平戸から来た男(『読楽』2018年4月号~10月号)
刊行リスト
- 2018年12月:徳間書店、トクマ・ノベルズ