夜行列車 殺人事件
内容紹介
三月中旬、国鉄総裁あてに連続して“夜行列車” “午前三時” “爆破決行”の手紙が匿名で届いた。 ついで“四月吉日”の手紙が送られ、国鉄当局と警察は対策に苦慮する。 一方、“国鉄全線完乗”を目指す藤代友彦が、山陰へ旅立ったが、逆方向の青森で殺された。 しかも、彼の腕時計のアラームが“午前三時”にセットされていた。 警視庁・十津川警部の調べで、爆破犯人の恐るべき計画を知った捜査側は、百九十本の全旅客夜行列車に厳戒態勢をしくが…。 狙われる夜行列車はどれか? “四月吉日”とは? そして犯人は誰か!? 昭和56年度第34回日本推理作家協会賞(受賞作『終着駅殺人事件』)の著者が、満を持して書き下ろした受賞第一作。 本格推理サスペンスの白眉!!
収録リスト
- 長編:
夜行列車 殺人事件(書き下ろし)
刊行リスト
- 1981年04月:光文社、カッパ・ノベルス
- 1985年03月:光文社、光文社文庫
- 2009年12月:光文社、光文社文庫