消えたドライバー
内容紹介
このところ太陽テレビのイブニングショーの視聴率は下降線をたどっていた。 その人気挽回策として、太陽テレビは一大キャンペーンを行った。 一等賞品は300万円のスポーツカー。 全国から83万通の応募があり、抽選の結果、世田谷の山田一郎氏が当選した。 だがその住所には山田一郎という人は存在しなかった。 当選者はどこに? 一方西伊豆で老人のバラバラ死体がみつかった。 その後、第二、第三の殺人が……。 無関係にみえる二つの事件の背後には意外な犯人が!? サスペンス推理の傑作。
収録リスト
- 短編:消えたドライバー(『推理界』1968年5月号) ※初出時タイトル『スポーツカーに乗った死体』
- 短編:死を呼ぶトランク(『推理ストーリー』1965年12月号)
- 短編:九時三十分の殺人(『推理ストーリー』1968年6月号)
刊行リスト
- 1981年06月:廣済堂出版、廣済堂ブルー・ブックス
- 1983年05月:角川書店、角川文庫
- 1990年04月:廣済堂出版、廣済堂文庫