#118 急行もがみ殺人事件

1987/01/25

著作リスト 長編小説

急行もがみ殺人事件

内容紹介

警視庁の清水刑事は新婚旅行に、東北の鳴子温泉から、最上川下り、さらに日本海の温泉を回るルートを選んだ。 東北新幹線を古川で降り、陸羽東線に乗りかえた。 彼等と同じように、もう一組の新婚カップルも古川で乗りかえた。 その二人も鳴子温泉に泊まるようだった。 清水たちは鳴子温泉の宿に着くとすぐに、有名な「かんけつ泉」を見学に出かけた。 二人は空高く吹き上げる「かんけつ泉」に感動したが、それよりも、彼等と同じように鳴子温泉に降りた、もう一組のカップルが来ているのに驚いた。 その男が連れているのが、車中で見た女性と違っていたからである。 果して、普通の男が新婚旅行先で、妻以外の女性を連れて歩くだろうか? 次の朝、事件が起きた。 妻の征子が一人で温泉神社に参っての帰り、何者かに襲われ、ケガをしたのだった。 清水夫妻は鳴子温泉にとどまったが、その日、「もがみ1号」で東京の女性が殺害された。 旅行中の清水から報告を受けた警視庁の十津川警部も動き出したが……。 作者が得意とする秘境トレイン・ミステリーが最後まで頁を閉じる暇もなく存分に味わえます。

収録リスト

  • 長編:急行もがみ殺人事件(『週刊小説』1986年6月13日号~10月17日号)

刊行リスト

  • 1987年01月:実業之日本社、ジョイ・ノベルス
  • 1990年04月:角川書店、角川文庫
  • 2007年05月:実業之日本社、ジョイ・ノベルス
  • 2009年09月:双葉社、双葉文庫

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