目撃者を消せ
内容紹介
小さな運送会社を経営している太田信次が殺された。 被害者に恨みを持つ数多くの人間の中から、三人の容疑者が浮びあがった。 お金を借りていた同業者の村松。 会社を辞めさせられた的場。 恋人を太田に奪われた平沢。 各々太田を殺す有力な動機があった。 犯人を絞り切れないまま、捜査は難行した。 その上、犯行当時、螢の光みたいなものを見たという奇妙な目撃者も現われて…。 表題作他6編を収録した、オリジナル短編集。
収録リスト
- 短編:目撃者を消せ(『読切特撰集』1964年5月号)
- 短編:死を運ぶ車(『読切傑作集』1964年7月号)
- 短編:歪んだ顔(『小説の泉』1962年6月増刊号)
- 短編:影の接点(『読切特撰集』1965年6月号)
- 短編:八番目の死(『傑作倶楽部』1965年4月号)
- 短編:ある証言(『読切時代小説』1964年7月号)
- 短編:暗い部屋から(『推理界』1967年11月号)
刊行リスト
- 1987年05月:角川書店、角川文庫
- 1988年02月:廣済堂出版、廣済堂文庫