飛騨高山に消えた女
内容紹介
飛騨高山の旅館から、スケッチブックを残して白石ゆかが消え、十日後、女性の絞殺死体が発見された。 被害者は白石ゆかと思われたが、十津川警部の調べにより、彼女は米国留学中であり、スケッチブックもニセ物と判明した。 はたして、白石ゆかの名を騙り、絵を描いていた失踪女性は何者なのか? 殺された女は誰なのか? そして二人の関係は? やがて、東京麹町のマンションで、ディスカウント・ショップ経営の宇田川宏が刺殺され、書斎から高山を描いた一枚のデッサンが発見された。 捜査は混迷し、続いて第三の殺人が……。 人気絶好調の著者が、高山と東京を結び、謎とサスペンスを見事に綾なして放つ推理傑作!
収録リスト
- 長編:飛騨高山に消えた女(『小説NON』1989年12月号~1990年7月号)
刊行リスト
- 1990年07月:祥伝社、ノン・ノベル
- 1994年02月:祥伝社、ノン・ポシェット
- 2000年10月:光文社、光文社文庫