十津川警部 雪と戦う
内容紹介
轟音が伊豆の晩秋の静寂を切り裂いた。 何者かが旧天城トンネルを爆破したのだ。 後日、犯人を目撃した東京の女子大生が刺殺され、湯沢のスキー場でゴンドラが爆発。 一連の事件を大型犯罪の“予行演習”と推理し、亀井刑事を伴って粉雪舞う越後湯沢に急行した十津川警部を待っていたのは、JRと道路公団に届いた犯行予告だった。 四億円を支払わなければ、クリスマス当日に大清水トンネルと関越トンネルを爆破するというのだ。 十津川警部は雪を血で染める大惨事を阻止することができるのか?
収録リスト
- 長編:十津川警部 雪と戦う(『小説中公』1995年2月号~8月号)
刊行リスト
- 1995年11月:中央公論社、C★NOVELS
- 1998年12月:中央公論社、中公文庫
- 2004年02月:角川書店、角川文庫