浅草偏奇館の殺人
内容紹介
昭和初期の浅草六区。 来るべき暗い時代の予感に抗うようにエロ・グロ・ナンセンスの徒花が咲き乱れる巷で発生した踊り子連続殺人。 文芸部員として芝居小屋・偏奇館に出入りしていた「私」は、仲間と協力して殺人鬼を追い詰めるが、土壇場で逃亡される。 激動の時代を経て、苦い想いを胸に五十年ぶりに再訪した浅草で、「私」の前に現れた人物が、意外な真実を語る――。 構想十年、著者渾身の巨篇。
収録リスト
- 長編:浅草偏奇館の殺人(書き下ろし)
刊行リスト
- 1996年03月:文藝春秋、文春エンターテインメント
- 1998年02月:文藝春秋
- 2000年01月:文藝春秋、文春文庫