南紀白浜殺人事件
内容紹介
「貴女の死期が近づいていることを、お知らせするのは、残念ですが、事実です……」 二通の“死の予告状”を受け取ったR建設のOL・広田ユカが突然消息を絶った。 同僚の木島多恵が、ユカの悩みを十津川警部の妻・直子に相談し、助力を求めていた矢先だった。 しかもユカは、母親の葬儀のため故郷の南紀白浜に帰省したはずだったのだ! 一方、東京練馬で起った殺人事件の被害者・近藤真一は、<ゆすりの代筆業>という奇妙な副業を持っていた。 “死の予告状”が近藤の筆跡と一致したことから、事件は思わぬ方向に……!?
収録リスト
- 長編:南紀白浜殺人事件(『問題小説』1995年9月号~1996年1月号・8月号)
刊行リスト
- 1996年09月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 1999年10月:徳間書店、徳間文庫
- 2007年02月:角川春樹事務所、ハルキ文庫