海辺の悲劇
内容紹介
“チチシス”の電報を受けとったとき、健一は、それほどの衝撃を受けなかった。 父はいつも遠い存在だったせいだろう。 十七歳の健一と、若い義母が残された。 義母のところに麻雀を打ちにくる男を見て、少年の心は、揺れ始めた。 ―― 「海辺の悲劇」より。 表題作のほかに、「夜の終り」「私刑リンチ」「死を呼ぶトランク」「アリバイ」を収録。
収録リスト
- 短編:雪は死の粧い(『推理ストーリー』1967年12月号)
- 短編:
私刑 (『推理ストーリー』1965年7月号) - 短編:私を殺さないで(『推理』1971年11月号)
- 短編:海辺の悲劇(『推理ストーリー』1966年4月号)
- 短編:アリバイ(『推理ストーリー』1966年10月号)
刊行リスト
- 1997年07月:双葉社
- 1998年11月:双葉社、フタバ・ノベルス
- 2001年05月:双葉社、双葉文庫