東京・松島 殺人ルート
内容紹介
「――島」と意味不明のことばを残して、初老の男女二人が相次いで死んだ。 男は交通事故死、女は溺死だった。 二つの死に共通する謎のことば「島」に、事件の匂いを感じた十津川警部と亀井刑事は、二人が日本三景のひとつ、松島一帯を所有する地主夫婦であることをつかむ。 どうも松島開発に絡む事件に巻き込まれた可能性が高い。 捜査中に浮かんだデベロッパー「みちのく興発」の背後に、政界で暗躍するある男の影が……。 事件は思わぬ方向へと急展開を……!? 十津川警部、松島へ。 政官をつなぐ黒いルートに、十津川警部の鉄槌がくだる! 西村サスペンス最新作!
収録リスト
- 長編:東京・松島 殺人ルート(『小説宝石』1998年9月号~11月号) ※初出時タイトル『東京・松島 事件の輪』
刊行リスト
- 1998年11月:光文社、カッパ・ノベルス
- 2002年08月:光文社、光文社文庫
- 2011年02月:講談社、講談社文庫