十津川警部の回想
内容紹介
十八時三二分東京着<ひかり116号>の個室で発見された血まみれの男が、救急車で病院に搬送される途中、絶命した。 発見したのは十津川。 大阪在住の旧友・坂田弘から相談があるので会いたいとの連絡をうけ、迎えにきていたのだ。 が、死んだ男は坂田とは全くの別人で、しかも、死ぬ間際に「おれを刺したのは、刑事の十津川――」と言い残したのだ!? 窮地に陥った十津川の決死の捜索は……。 「新幹線個室の客」ほか、大学時代の恋人が事件にまきこまれた「甦る過去」等、四篇を収録。
収録リスト
- 短編:甦る過去(『小説現代』1998年11月号)
- 短編:特急「あさしお3号」殺人事件(『小説新潮』1988年8月臨時増刊号)
- 短編:十津川警部の困惑(『小説現代』1990年7月号)
- 短編:新幹線個室の客(『小説現代』1992年3月号)
刊行リスト
- 2004年02月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 2006年04月:徳間書店、徳間文庫