東京湾アクアライン十五・一キロの罠
内容紹介
飯田橋の狭いアパートの一室で見つかった中年男の絞殺死体。 その傍らには、「タクサンノヒトガシヌ」という言葉とともに、ヨットの帆にも見える、奇妙な三角形の図形が描かれた便箋が、残されていた。 大量殺人を予告する奇妙なダイイング・メッセージに、十津川警部と亀井刑事の捜査は難航する。 その頃、川崎-木更津を結ぶ東京湾アクアラインの爆破を予告し、五億円を要求する電話が、日本道路公団に。 そして、アクアラインの海底トンネルには白煙が充満し、トンネル内はパニック状態におちいった……。 迫真の長編推理最新作。
収録リスト
- 長編:東京湾アクアライン十五・一キロの罠(『小説新潮』2003年6月号~12月号)
刊行リスト
- 2004年03月:新潮社
- 2006年02月:新潮社、新潮文庫