十津川警部「記憶」
内容紹介
東京郊外で若手カメラマンが誘拐されるという事件が発生。 しかし犯人からの要求がないまま、三日後に彼は無事発見される。 十津川警部が被害者の身元を調べると、二歳半のときに八王子の河原で発見され、その後養護施設で育てられたことがわかった。 それ以前の彼の記憶は「SL、桜、二人の男女」という曖昧なものだった。 十津川はこの三つが事件に関わる重要な鍵と睨み、捜査を開始する。 そんな中、静岡・大井川鐵道で第二の事件が……。 犯人の目的は一体何なのか? 前代未聞の事件に、十津川の推理が冴え渡る! 傑作トラベル・ミステリー!!
収録リスト
- 長編:十津川警部「記憶」(『野性時代』2004年3月号~9月号)
刊行リスト
- 2004年11月:角川書店、カドカワ・エンタテインメント
- 2007年10月:角川書店、角川文庫
- 2015年09月:双葉社、双葉文庫 【改題】『十津川警部 記憶』