門司・下関 逃亡海峡
内容紹介
S大学の講師・篠塚昭夫は、韓国人の留学生アン・ミカとの浮気を妻の恵子に知られてしまった。 無理心中を図ろうと部屋に火を放った恵子は焼死。 解剖の結果、睡眠薬が検出され、警視庁捜査一課の十津川警部は恵子の死因に疑問を抱く。 事情聴取を受けた篠塚は、自分が疑われていることを知り、ミカと一緒に韓国への逃亡を計画する。 葬儀の途中で姿を消した篠塚と、東京駅で合流したミカの行方を追う十津川班。 だが二人が乗ったはずの新幹線には姿がなかった。 神戸からフェリーで門司へ向かったのだ。 シリーズ最新作。
収録リスト
- 長編:門司・下関 逃亡海峡(『問題小説』2007年4月号~10月号) ※初出時タイトル『逃亡海峡』
刊行リスト
- 2007年12月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 2009年10月:徳間書店、徳間文庫
- 2015年04月:集英社、集英社文庫