一億二千万の殺意
内容紹介
「君に、内密に、やって貰いたい仕事があるんだよ」三上刑事部長から呼ばれ、いきなり言われた十津川は面くらった。
羽島国務大臣が何者かに脅迫されているという噂があるらしい。
羽島は内閣の提出した法改正案や総理の発言に反対するという失言を重ねていた。
噂の真偽を探るため、羽島の故郷・鳥取へ極秘裏に向かった十津川が掴んだ意外な真実とは?
「十津川警部の孤独な捜査」をはじめ、事故死した子供の死因に疑問を持つ新聞記者の調査ぶりを描いた単行本未収録作「母親」を含む八篇を収録した傑作ミステリー集。
収録リスト
- 短編:母親(『北國新聞(夕刊)』1971年8月7日)
- 短編:見舞の人(『オール讀物』1967年3月号)
- 短編:落し穴(『オール讀物』1967年5月号)
- 短編:九時三十分の殺人(『推理ストーリー』1968年6月号)
- 短編:二十三年目の夏(『大衆文芸』1968年10月号)
- 短編:海辺の悲劇(『推理ストーリー』1966年4月号)
- 短編:優しい悪魔たち(『週刊小説』1978年5月26日号)
- 短編:十津川警部の孤独な捜査(『小説新潮』1985年5月号)
刊行リスト
- 2010年07月:徳間書店、トクマ・ノベルズ
- 2011年10月:徳間書店、徳間文庫
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