十津川警部 陰謀は時を超えて リニア新幹線と世界遺産
内容紹介
雑誌「われらの時代」の編集者、若杉誠は、取材で名古屋と世界遺産・白川郷を訪れた。 名古屋では新幹線の最先端技術を、白川郷では世界遺産の現状を取材したが、若杉には別の目的があった。 白川郷に古くから伝わるがんの秘薬を入手すること――。 その薬をめぐって起きた殺人事件は、二〇二七年開業予定のリニア中央新幹線計画と、見えない糸でつながっていた。 リニア新幹線=日本の「未来」と、世界遺産=守るべき日本の古き良き「過去」が、十津川警部の中で結びついていく。 トラベル・ミステリーシリーズの最新刊!
収録リスト
- 長編:十津川警部 陰謀は時を超えて リニア新幹線と世界遺産(『オール讀物』2011年5月号~11月号) ※初出時タイトル『新幹線と世界遺産の間』
刊行リスト
- 2012年02月:文藝春秋
- 2014年12月:文藝春秋、文春文庫