赤穂バイパス線の死角
内容紹介
人気歌舞伎役者・尾上竜之介が、「忠臣蔵」公演の翌日にTV局女子アナ・山本由美とともに服毒死した。 竜之介の遺書もあり、心中として捜査は終了したが、殺人事件だと主張する所轄署の小西は、有給休暇を取って姿を消してしまう。 そして、小西に同調する雑誌記者・坂井もまた連絡が取れなくなってしまった。 十津川は二人を探すべく、四十七義士を祀る兵庫県の赤穂大石神社へ向かうが、岡山県日生の港で坂井の溺死体が発見される……。 「役者」だからこそ起きた悲劇の真相は?
収録リスト
- 長編:赤穂バイパス線の死角(『Web小説中公』2011年6月号~12月号)
刊行リスト
- 2012年02月:中央公論新社、C★NOVELS
- 2014年11月:中央公論新社、中公文庫