#553 東京と金沢の間

2015/02/25

著作リスト 長編小説

東京と金沢の間

内容紹介

8月15日、元海軍航空隊中尉の小暮義男が扼殺された。 93歳であった。 北陸新幹線が開業する故郷金沢から東京へ出て、一人で暮らしていたのだ。 被害者の戦中・戦後を調べる十津川は、小暮が戦争末期に、「私もすぐ、君たちの後に続く」と言って特攻隊員を送り出していたこと、さらに、40年前に元陸軍中将の莫大な遺産を相続し、同時に「特攻とは何だったのか、調べてほしい」と託されていたことを突き止める。 十津川は、特攻で亡くなった若者たちに思いを馳せ、複雑な心境で殺人事件を追うのだが……。

収録リスト

  • 長編:東京と金沢の間(『Web小説中公』2014年6月号~12月号)

刊行リスト

  • 2015年02月:中央公論新社、C★NOVELS
  • 2017年11月:中央公論新社、中公文庫
  • 【改題】『東京-金沢 69年目の殺人』

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