内房線の猫たち 異説里見八犬伝
内容紹介
「人生を楽しみたければ、電話したまえ」―― 猫田は留置所で出会った小笠原に連絡し、千葉県館山に向かう。 『南総里見八犬伝』の里見家家臣の末裔であると知らされた猫田は、深夜に駐車場を走るSLを見るが、誰もがそれを否定する。 その謎を解くために鉄道連隊のあった津田沼に赴くと、そこで知り合った小田島も、路上を走るSLを見たという。 本当にSLは走ったのか? 里見家再興を望む子孫たちと関わりが? そして最後に十津川警部は……
収録リスト
- 長編:内房線の猫たち 異説里見八犬伝(『小説現代』2015年3月号~9月号) ※初出時タイトル『内房線の猫たち』
刊行リスト
- 2015年10月:講談社、講談社ノベルス