阪急電鉄殺人事件
内容紹介
阪急梅田駅では、神戸・宝塚・京都の三本線の列車が同時に発車する。 写真家菊地が撮影に来た夜、旧友の木内えりかが六甲駅ホームから転落、死亡した。 遺体からは睡眠薬が検出、殺人だった。 被害者が自費出版を進めていたと判明した矢先、新たな殺人が! えりかの祖父宏栄は、戦中の阪急顧問弁護士で、社長の小林一三や吉田茂、石原莞爾と交流。 大戦末期に和平を訴えて政府を批判し、獄死していた。 未刊の本は宏栄についてのものと思われ、十津川はこれこそ事件解決の鍵と睨むが、捜査は思惑を超え、難航した……。
収録リスト
- 長編:阪急電鉄殺人事件(『小説NON』2019年3月号~9月号)
刊行リスト
- 2019年10月:祥伝社、ノン・ノベル